研究課題/領域番号 |
11410056
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 道都大学 |
研究代表者 |
松下 守邦 道都大学, 社会福祉学部, 教授 (00244880)
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研究分担者 |
山田 あきら 道都大学, 経営学部, 教授 (20059075)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
2001年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1999年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | 中小企業 / 機械工業 / 企業ネットワーク / 人的資源管理 / 業種交流 / ネットワーク / 異業種交流 / 技能形成 / 業種間交流 |
研究概要 |
本研究は、中小零細企業の機械工業を対象にした実証研究である。研究対象は長野県坂城町の企業集積地域である。中小零細規模の機械工業企業を選定し、経営者、技術者のインタビュー調査を実施することとした。研究代表者と研究分担者のふたりは、過去に文部省科学研究費補助金(基盤研究(A)(2)課題番号06401006)において、同地域対象とする技能者養成に関する実態調査を実施しており、それらの研究成果をふまえ、研究主題を設定した。 中小企業の創業がさかんであることから、「中小企業の学校」ともいわれ、Dフリードマンらによって同地域では、中小企業論、経営学、社会学などによる研究成果がだされてきた。本研究の主題と成果は次のとおりである。 (1)坂城町工業集積研究文献の先行研究を整理し、その論点確認をおこなった。それぞれの研究成果の主題、概念、比較研究における論点が一致していないこと、主題を設定する前段階で先行研究を要約において考察結果を踏まえず主題設定のみを引用しているものがあった。坂城町企業集積研究の系統的整理のうえで現状分析を行う必要性が確認できた。 (2)事業所調査では、企業間交流活動グループ代表でもあった金型製造企業の経営者の事業継承状況と経営活動、人的資源管理、人材育成に関する知見を得た。経営学では「右腕」の研究もすすめられるところであるが、専務、先代社長夫人へインタビューを実施した。事業所の創業が低下した坂城町における企業交流は、インタビューをおこなったことからは、異業種交流、共同受注を段階的に実施する現況にはないこと、事業展開の縮小を余儀なくさされていること、従来研究されてきた事業創業性はインタビューからは確認されず、企業集積地域の企業活動は難しい局面にあることがわかった。
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