研究課題/領域番号 |
11410068
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 高知女子大学 (2001-2002) 筑波大学 (1999-2000) |
研究代表者 |
吉野 公喜 高知女子大学, 社会福祉学部, 教授 (80092659)
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研究分担者 |
谷本 真二 高知女子大学, 生活科学部, 教授 (20137318)
原島 恒夫 筑波大学, 心身障害学系, 講師 (70262219)
加藤 靖佳 筑波大学, 心身障害学系, 助教授 (10233826)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 学習障害児 / 中枢性聴覚障害 / CAP Disorder / 適応型聴覚学習 / 両耳分離聴 / 時間歪み / gap detection / S / N / Central Auditory Processing / 枢性聴覚的情報処理 / 継時的処理 / 時間ひずみ / 2up 1 down / Gap Detection / CAPD / ADHD / 聴覚学習 / 特定的学習障害児 / CAP / 聴覚中枢機能 |
研究概要 |
Children with Central Auditory Processing Disorders(中枢性聴覚的情報処理障害児)は、漢字等の視覚系の意味的情報処理には問題が比較的少ない学習障害児と思われる。彼らは、言語音の聴覚的学習にとりわけ困難を示す子どもたちといえる。知能及び聴力レベルが正常範囲にあっても日常の会話及びことばの聴き取り学習において、聞き逃し、聞き誤り、聞き違いが著しく困難な児童を特定し、彼らに対してパーソナルコンピュータを用いた聴覚学習支援ソフト(適応型聴覚学習支援プログラム)の適応を試み、日本特殊教育学会、日本神経心理学会、日本聴覚医学会等において発表を行なってきた。 平成11年度〜14年度まで、「各種の両耳分離聴検査」、「時間ひずみ語音検査」、「周波数ひずみ単語検査」、および「2up1down」を基本とする適応型聴覚学習課題の実際に検討を加えてきた。結果は、言語音の聴覚的学習がとりわけ困難な学習障害児の知覚構造は、語音の継時的処理困難を中核にもつものと結論づけることはできる。しかし、学習障害支援教師のもとであっても、学習障害児がノート型パーソナルコンピュータを自ら操作して、能動的に言語音の聴覚学習を進めるには、個人差に対応しうる聴覚学習支援プログラムに改善することの必要性が示唆された。
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