研究課題/領域番号 |
11410096
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 国文学研究資料館 |
研究代表者 |
鈴江 英一 国文学研究資料館, 史料館, 教授 (30259999)
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研究分担者 |
山崎 圭 国文学研究資料館, 史料館, 助手 (60311164)
大友 一雄 国文学研究資料館, 史料館, 助教授 (30169007)
山田 哲好 国文学研究資料館, 史料館, 助教授 (70220390)
永村 眞 日本女子大学, 文学部, 教授 (40107470)
五島 敏芳 国文学研究資料館, 史料館, 助手 (90332139)
岩崎 奈緒子 滋賀大学, 経済学部, 助教授 (80303759)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
14,400千円 (直接経費: 14,400千円)
2001年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
2000年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1999年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
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キーワード | 歴史史料 / 文書館 / コンピュータネットワーク / システム共有化 / 検索システム / クロス検索 / コラボレーション |
研究概要 |
本研究の意図は、国内の歴史史料の情報を把握し、コンピュータネットワークを通じて自由に史料情報資源の提供をすることができるシステムを構築するところにある。従って、このシステムは、全国に共通するシステムである必要がある。このため、1999年度に全国の文書館関係者による研究会を開催した。そして2000年度は具体的なシステムの設計・製作を行った。2001年度はさらにこのシステムの公開と複数館を横断的に検索するシステムの設計・製作を行った。 完成後、公開したシステムの名称は、「史料情報共有化データベース」という。これは、国内外の日本語記録史料を所蔵する機関が国際標準記録史料記述(ISAD(G))に準拠した様式により入力する仕組みである。このシステムは2001年9月に公開して以来、既に6館の史料保存機関が編集ユーザーとして史料館に登録し、それらの各機関において個別にデータ入力をしつつある。今後も更に編集ユーザーの増加と利用アクセスが拡大していく見通しである。また、このシステムでは史料館以外にもサーバを置くことになる。即ち、複数の拠点(サーバ)で集約された情報を横断的に検索出来るシステムである。この横断的検索実験を行った結果、このシステムが有効であることを確認した。 更に、これらの成果を広く発表するため、2002年1月10日に公開研究会を開催した。研究会は、「史料情報の共同集約とアーカイブズ」をテーマとし、約80名の参加があった。この研究会では、データベース・システムの紹介・実験結果の報告、史料情報登録の結果報告、インターネット史料情報公開の問題点、文書館業務と電算化の関係などが明らかにされ、討論がなされた。なお、この公開研究会の詳細は、本科研の『研究成果報告書』に再録されている。 本科研では、実験に止まらず実用化に耐えうるシステムを完成させるという成果を得た。今後、このデータベースが国内の史料登録制度の核となるよう、育てていきたいと考えている。
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