研究課題/領域番号 |
11410114
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国文学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
神野志 隆光 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60018900)
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研究分担者 |
徳盛 誠 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 講師 (00272469)
岡部 雄三 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (20116007)
義江 彰夫 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (80001775)
金沢 英之 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (00302828)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
8,200千円 (直接経費: 8,200千円)
2001年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2000年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1999年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | 古事記 / 日本書紀 / 文字 / 日本語 / 平安期日本紀 / 中世日本紀 / 古事記伝 / 朝鮮神話 / 日本 / 古代天皇神話 / 記紀歌謡 / 河海抄 / 神話テキスト |
研究概要 |
本共同研究は、神話は古代の枠内にとどまるのでなく、<変奏>を繰り返しつつ生き続けるものであることをとらえ出そうとすることが当初の計画であった。この問題提起を各分野の研究者とともに相互の問題意識を喚起しながらすすめようとして、三年間、ゲストを招いたりしながらまさに共同研究とよぶにふさわしい研究活動を展開しえた。その成果として、具体的なテーマと研究発表の題目を次に挙げる。 平成11年度--古代における文字テキストとしての神話テキストに迫ることを主眼とした。その前提として、ゲストを迎えて徹底的な資料批判の必要を明確にした。 「宣命書きを中心として見た古代日本語表記の諸相」「日本書紀訓注の把握に向けて」「韓国安城山城新出土の木簡について」「古代の文字世界-野中寺弥勒像銘と『孝子伝』」 平成12年度--平安時代以後、神話テキストが変奏されてゆく具体相を解明することを主眼とした。 「『古代天皇神話論』合評」「私記・丁本論序説」「東海女国・東海姫氏国-国名言説のなかで」「吉田兼倶の日本書紀」「『河海抄』から見えるもの」「宣長『古事記伝』の世界の物語の機軸」 平成13年度--焦点を近代にあわせて、近代の研究のなかでの神話の再生、制度化を解明することを中心とした。 「日本」をめぐって--近世近代を中心に--」「「記紀歌謡」の見直し」「三品彰英の朝鮮神話研究」 以上が研究会としておこなったものだが、合宿研究会をのぞき、閉じられた研究会でなく、すべて公開されたことを特筆したい。そして、そこでの成果が、学会発表・学会誌論文としてすでに発表されうつあることも成果として強調したい(別記の通り)。
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