研究課題/領域番号 |
11410126
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
独語・独文学
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研究機関 | 武蔵大学 |
研究代表者 |
杉田 弘子 武蔵大学, 人文学部, 教授 (10120859)
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研究分担者 |
重藤 実 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (80126078)
踊 共二 (踊 共ニ) 武蔵大学, 人文学部, 教授 (20201999)
新田 春夫 武蔵大学, 人文学部, 教授 (00012443)
川中子 義勝 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60145274)
GRAEB?KONNEKER Sebastian 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 外国人講師
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研究期間 (年度) |
1999 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
14,600千円 (直接経費: 14,600千円)
2002年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2001年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2000年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1999年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
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キーワード | 社会言語学 / ドイツの言語と社会 / 言語規範意識 / ルターのドイツ語 / 宗教改革運動の言語 / ハーマン、ヘルダーの言語思想 / ニーチェの言語思想 / ナチズム運動の言語 |
研究概要 |
本研究は社会史的視点からドイツ語の歴史的発展を近世から現代にいたるドイツ社会の変遷との関わりにおいて捉え直そうとするものである。 15〜16世紀ドイツの言語と社会に関して踊は、宗教改革運動における大衆向け活版印刷物を分析し、宣伝ビラや「新聞」が大衆メディアとして一般信徒の日常生活に浸透し、相互のコミュニケーションに重要な役割を果たしていたことを明らかにした。 16、17世紀について新田は、この時代、遠隔地とのコミュニケーションが増えたことから文書の社会的重要性が高まった結果、書き言葉が言語的規範となり、ドイツ語も書き言葉的性格を強めたことをルターのドイツ語の分析によって示した。 また、重藤は、近世ドイツ語を中心に現代語に至るまでの分詞によるさまざまな構文を分析し、ドイツ語における分詞用法の歴史的衰退を代替表現との関連において考察し、他の言語との比較によってその類型的位置付けを試みた。 18世紀ドイツの言語思想の流れの中で川中子は、ハーマンの言語論を中心的な分析対象とし、彼の言語思想における詩学・文芸学、とくに、比喩形象・修辞の役割を明らかにした。また、ハーマンの生涯について調査し、その全体像を描いて、著書にまとめた。 19世紀について杉田は、ニーチェの言語思想を同時代の社会的思想状況の背景において分析し、彼の言語不信はその優れた言語芸術上の才能と知見のゆえのアンヴィアヴァレントな現れであることをを明らかにした。 20世紀のドイツの言語と社会に関してSebastian Graeb-Konnekerは、ナチズム運動における文学と言語の問題を分析し、そのさまざまな言語的な現象の具体例をDokumentationという形で公刊した。
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