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ドイツ社会民主主義の経済政策理念とその展開

研究課題

研究課題/領域番号 11430006
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 経済政策(含経済事情)
研究機関筑波大学

研究代表者

田中 洋子  筑波大学, 社会科学系, 助教授 (90202176)

研究期間 (年度) 1999 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードドイツ / 社会民主主義 / 労働市場 / 失業 / 雇用形態 / 協約 / 社会国家 / 労資関係 / 職業教育 / 社会民主党 / 労働組合 / パート / 労働時間 / NPO / 福祉国家 / SPD / 緑の党 / 労働の未来 / グローバリゼーション / 大企業 / DGB / CDU / 経済政策 / 構造変化
研究概要

一九九〇年のドイツ統一以来現在にいたるまで、特にドイツ社会民主党政権における経済政策、とりわけ労働政策の理念と展開についての研究を進めてきた.二〇〇二年度においては、ドイツのマックス・プランク社会法研究所、およびベルリン自由大学比較ヨーロッパ史研究所を訪問して、集中的な資料収集を行った.さらにユルゲン・コッカ、ハンス・F・ツァッハー、ゲルハルト・A・リッターなど、ドイツの著名な代表的研究者との議論を重ねる中で、現在の社会民主主義の労働政策についての認識を深めることができた.
大量失業の長期化に対する積極的労働市場政策の展開とその多様化は、イギリス・ブレア政権とも共通するワークフェアの新理念を持ち、これまでの社会国家・福祉国家からの方向転換をもたらしつつある.同時に、雇用形態の多様化に伴う伝統的な正規労働関係の浸食、それが間接的にもたらす協約体制の基盤の弱化という問題は、ドイツが一九世紀の資本主義化以来形成してきた歴史的な社会システムそのものを変化させつつある.ヨーロッパ・モデルやドイツ社会国家の歴史的な見直しが、イギリスでのニュー・レイバーと共にドイツでの社会民主主義の新政策によってすすむ一方、さらに経済と労働の関係を社会全体で根本的に見直し組織しなおそうとする労働の未来論の発想も生まれるなど、ドイツではヨーロッパに先駆けて、新たなシステムづくりのための政策的模索が様々になされる段階にはいってきている.

報告書

(5件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (11件)

  • [文献書誌] 田中洋子: "労働の未来論-フルタイム雇用の相対化がもたらす社会像"駒井洋編『日本の選択』(ミネルヴァ書房). 175-214 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 田中洋子: "雇用労働システムの構造転換"工藤章編『現代のドイツ経済』(有斐閣). (予). (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 田中洋子: "労働の未来論-ドイツからの提言"社会政策学会第106回大会共通論題要旨. 19 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yoko Tanaka , ed. by Hiroshi Komai: "The Future of work in Japan's Choice"Minerva. 175-214 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yoko Tanaka , ed. by Akira Kudo: "The structural Change in the Employment and labor System in Germany in Contemporary German Economy. Ten years after Unification"Yuhikaku : forthcoming. (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 田中洋子: "大企業における資格制度とその機能"望田幸男編『近代ドイツ=資格社会の展開』(名古屋大学出版会). 17-47 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 田中洋子: "労働の未来論-フルタイム雇用の相対化がもたらす社会像"駒井洋編『日本の選択-もうひとつの改革路線』(ミネルヴァ書房). 175-214 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 田中洋子: "雇用・労働システムの構造転換"工藤章編『現代のドイツ経済-統一後の10年』(有斐閣(予)).

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 田中洋子: "労働の未来論-フルタイム雇用の相対化がもたらす社会像 駒井洋編『日本の選択-もうひとつの改革路線』"ミネルヴァ書房. 175-214 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 田中洋子: "雇用・労働システムの構造転換 工藤章編『現代のドイツ経済-統一後の10年』"有斐閣(予). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 田中洋子: "働くことの未来-労働の終焉論と労働の未来論をめぐって"筑波大学大学院社会科学研究科『日本新生の構想』. (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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