研究課題/領域番号 |
11430019
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
財政学・金融論
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
倉澤 資成 横浜国立大学, 国際社会科学研究科, 教授 (40018057)
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研究分担者 |
秋山 太郎 横浜国立大学, 経済学部, 教授 (40167854)
森田 洋 横浜国立大学, 経営学部, 助教授 (70239664)
本多 俊毅 一橋大学, 大学院・国際企業戦略研究科, 助教授 (70303063)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 年金 / 資金運用 / 利子率の期間構成 / リスク管理 / 資本計画 / 年金運用 / 派生証券 / 投資戦略 / アベレージ・レート・オプション / 予定利率 / 団体年金 / 株価指数連動型年金 / 個人変額年金 / ポートフォリオ / 証券投資 / 取引費用 / 信用リスク |
研究概要 |
年金資金などの長期に渡る資金運用を考える上で非常に重要である利子率の期間構成変動に関しての新しいモデルを開発した。具体的には、経済全体の初期保有量の成長率がOrnstein-Uhlenbeck過程に従うという仮定の下で、効用関数に関してについては非常に弱い制約しか置かない均衡モデルによって利子率の期間構成を分析し、瞬時的フォワード・レートがforward martingale measureと相対的危険回避度を用いて簡単な形に表現できることを示した。さらに、満期を無限に近づけたときのフォワード・レートの極限としての長期利子率が、成長率、主観的割引率および相対的危険回避度の下限によって決定される定数となることが示された、さらに、その特殊ケースとして、DRRA効用長関数を持った代表的投資家の経済を分析し、フォワード・レートが非負となる条件を求め、さらにイールドカーブがU字型をとる可能性があること、またボラテリティがHeath-Jarrow-Mortnの対数正規モデルとVasicekモデルの凸結合の形となることを示した。また、年金運用をはじめとして金融機関の資金運用にとって重要であるリスク管理と資本計画の問題を統合的に分析し、リスク管理の問題を明示的に考慮した最適な資本計画を分析し、資本計画とリスク管理が,外部資金調達の資本コストといかに関連しているかを検討し、一般的で整合的であるにもかかわらず比較的単純な資本計画とリスク管理に関する評価基準を導いた。
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