研究課題/領域番号 |
11430024
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
田邊 信義 (田邉 信義) 横浜国立大学, 経営学部, 教授 (60272788)
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研究分担者 |
鈴木 邦雄 横浜国立大学, 大学院・環境情報研究院, 教授 (30018048)
山倉 健嗣 横浜国立大学, 経営学部, 教授 (90126384)
中村 博之 横浜国立大学, 経営学部, 助教授 (20217889)
周佐 喜和 横浜国立大学, 大学院・環境情報研究院, 助教授 (50216149)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
2001年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2000年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1999年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | 地域開発 / 地域企業 / 環境マネジメント / イノベーション / 組織間関係論 / 企業社会会計 / 情報マネジメント / 組織間関係 |
研究概要 |
本研究は、21世紀に向けての新しい地域開発のあり方を開発マネジメントの観点から提示することを目的とした。本年度は研究の最終年度に当たり、地域開発マネジメントのモデル構築が目指された。第一の成果として、北海道函館地区、静岡県浜松地区、広島県広島地区など、日本国内の実地調査を行い、地域企業や地域開発事業の課題と成果について探求を行った。その結果、成功している地域と成果の出ていない地域との間には、(1)開発の主体となる地方政府や地域企業の戦略構想力と成果の評価システムに差が見られること、(2)地域企業と研究機関その他の地域の組織との間の組織間マネジメントの巧拙に差があること、(3)地域の自然環境や社会特性への配慮に差が見られること、などの点が確認された。第二に、海外の地域企業や地域開発に関する事例研究を実施したが、諸般の事由により現地訪問調査の実施が困難になったため、問題発見に留まった。しかし、海外においても成果をあげている地域は、(1)工業だけでなく、居住地や研究機関、政府などが一体となった多機能・複合型地域開発が行われていること、(2)地域の自然環境や歴史的・社会的特性を活かした発展や開発が指向されていること、などが確認された。第三に、地域開発マネジメントのモデル構築が試みられた。経営戦略、経営組織、中小企業論、環境マネジメント、管理会計という多様な領域を総合したモデル構築が指向された。また、現実に開発事業に従事する経営管理者へのインプリケーションに加え、経営学への理論的な貢献にも配慮した。ただし、第二の課題同様、本研究ではモデルの完成というよりも、問題提起的側面の方に重きを置いた。
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