研究課題/領域番号 |
11440064
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
佐藤 修二 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50025483)
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研究分担者 |
平尾 孝憲 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助手 (00293689)
中井 直正 国立天文台, 電波天文学研究系, 教授 (80192665)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
15,100千円 (直接経費: 15,100千円)
2000年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1999年度: 9,100千円 (直接経費: 9,100千円)
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キーワード | TRISPEC / 広波長域分光偏光装置 / UH88望遠鏡 / UKIRT(連合王国赤外線望遠鏡) / 瞳像 / 結晶材レンズ / フッ化リシウム / フロキュラント銀河 / 散閑星団 / 偏光 / 分光偏光観測 / 系外銀河 / 星間塵 |
研究概要 |
我々の装置TRISPEC(広波長域分光偏光装置)をハワイマウナケアのUH88およびUKIRTに搭載して、系外銀河および我が銀河系深部の観測を行った。 1999年度はUH88、2000年度はUKIRTに搭載して"性能"や"サイエンス"を練りあげ、2000年度に当初の目標であるSubaru望遠鏡に搭載する予定であった。 以下、この3年間の活動を記述する。要約は以下の通り 1999年度の研究実施 4月 三鷹試験観測 5月 現地搬送 6月 観測UH88観測4夜撮像 8月 分光モード搭載 9月 観測UH88観測3夜分光 1月 偏光モード搭載 2月 UKIRT偏光観測 2000年度の研究実施 8月 UKIRT偏光観測 2月 UIKIRT偏光観測 3月 UKIRT偏光観測 2001年度の研究実施 5月 名古屋帰還 6〜12月 原因追求判明 1999年のUH88観測で、光量損失および収差が判明したが、2000年は、学位論文のためにUKIRTで偏光観測を行い、2001年に、日本に戻して、原因追求を追求した。その結果、中に収納されている2枚組レンズのうち、LiFレンズの裏面に約2mmの偏芯が見つかり"瞳"像のケラレを生じていることが判明した。 以上の理由で、この研究「広波長帯偏光撮像によるフロキュラントな渦巻き銀河の研究」(1999-2000)は、中屋秀彦氏、渡辺誠氏の博士論文2篇と山崎敦之君、山中友介君修士論文2篇しか結果が出せなかったが、その開発のスタイルと途中における様々な創意工夫による開発、人材の育成はきわめて意義深かった。また、結晶材レンズの製作技術の向上に資するところは多大であったと信じている。
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