研究課題/領域番号 |
11440074
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 埼玉大学 (2000-2001) 東京大学 (1999) |
研究代表者 |
田代 信 埼玉大学, 理学部, 助教授 (00251398)
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研究分担者 |
牧島 一夫 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20126163)
深沢 泰司 広島大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (60272457)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
13,500千円 (直接経費: 13,500千円)
2001年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2000年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1999年度: 7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
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キーワード | 宇宙X線 / 活動銀河 / 銀河団 / 宇宙ジェット / 電波ローブ / 磁場 / 相対論 / 粒子加速 |
研究概要 |
本研究課題では、当初の計画に従ってジェット現象をみせる活動銀河核の観測的研究と、硬X線検出器の開発実験を行なった。 [電波ローブをもちいた銀河間空間のエネルギー配分の観測] 電波ローブ銀河を観測、銀河間空間のローブ中における電子エネルギーの磁場に対する卓越、および非一様な空間構造をもつことをしめした(Tashiro et al.,2001,ApJ 546,L19-L23など)。「あすか」の結果に米国Chandra衛星、欧州Newton衛星を用いた観測を加え、ローブ中のエネルギーと核の活動性などに着目した博士論文を指導した(磯部直樹 2002年東京大学)。 [銀河団、銀河群空間における硬X線観測]銀河群HCG62から硬X線超過を検出、銀河群内部での粒子加速の兆候を見いだした。その結果を投稿、審査ののち米国天文学会誌に公表した(Fukazawa et al.,2001,ApJ 546,L87-L90)。これらの結果は、博士論文研究としてまとめられた(中澤知洋 2001年 東京大学)。 [観測装置の開発] ASTRO-E用 HXD検出器の開発、製作、および性能試験を継続した。とくに機上でのデータ処理ソフトウェアの開発と地上試験用のソフトウェアの機能確認を行った。このほかこれまで開発をすすめてきた、ASTRO-E/E2衛星搭載の硬X線検出器(HXD)の性能について、成果発表を行った(IEEE TNS : Tashiro et al. 2002 in press)。 次世代硬X線検出器の開発に向け、位置読み出し型光電子増倍管をつかった無機結晶シンチレータ検出器の試作を行った。 さらに、次世代硬X線検出器の開発にむけ、テルル化カドミウム素子の開発、および宇宙空間での使用を模した陽子照射による放射化実験行った。
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