配分額 *注記 |
14,800千円 (直接経費: 14,800千円)
2001年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2000年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1999年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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研究概要 |
GPS掩蔽法による大気重力波のグローバル分布解析 GPS掩蔽法により観測された温度データを用い、大気重力波の全球分布を調べた。これにより重力波の振幅の全球分布が求められ、対流圏界面気温の全球分布も求められた[Tsuda et al.,2000a ; Nishida et al.2000]。また、山岳起源と考えられる重力波も観測された[Hoche et al.,2002]。GPS掩蔽法による温度推定法の改良を行った[Tsuda and Hocke,2002]。さらに、電子密度観測から、重力波と電離層のスポラデイックE層発生頻度の相関を示した[Hocke et al.,2002]。 レーダー観測 中緯度に関し、信楽のMUレーダーと米White SandsレーダーによりGPSの観測結果を確認した[Nastrom,2000]。また、重力波の砕波により、中間圏界面領域の風速が局所的に大きく変化することがあることを示した[Nakamura et al.,2002]。低緯度については、MFレーダーにより、中間圏界面領域の重力波の季節内変動、長周期変動を示した[Isoda, et al.2002; Tsuda et al.,2002]。一方、気象レーダーデータを用いて重力波励起推定法を検討した[Horinouchi,2002]。 ラジオゾンデ観測 インドネシアにおける長期観測の結果を解析し、対流圏上部での重力波振幅の季節変化を明らかにした[Shimizu et al.,2001]。また、重力波の振幅の緯度依存性を調べた[Alexander et al.,2002]。 光学観測 大気光イメージャー用い中緯度での中間圏界面領域での重力波の特性を調べ[Tsuda et al.,2000b]、伝播方向の季節変動を明らかにした[Nakamura,2001]。現在、インドネシアに移設して観測中である[Nakamura et al.,投稿準備中]。
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