研究課題/領域番号 |
11440166
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地球化学
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
下山 晃 筑波大学, 化学系, 教授 (30134084)
|
研究分担者 |
三田 肇 筑波大学, 化学系, 助手 (00282301)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2001
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
13,600千円 (直接経費: 13,600千円)
2001年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2000年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
1999年度: 7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
|
キーワード | マーチソン隕石 / Y-781198隕石 / ジペプチド / ジケトペラジン / グルシルグリシン / 尿素 / カルボン酸 / ポリアミノ酸 / ジケトピペラジン / グリシルグリシン / ジペプチド分析法 / GC / MS分析 / 隕石有機物 / チオフェン類 / アスカ隕石 / 芳香族炭化水素 / 炭素同位体比 / 紫外線(172nm)照射 / アミノ酸生成 / 炭素質隕石 / モノカルボン酸 |
研究概要 |
GC/MS分析法による現世堆積物中のジペプチドを検出する技術の開発を目指し、東京湾表層堆積物中より34種のジペプチドを検出した。この成果を基に、炭素質隕石中のジペプチドとジケトピラジンを分析し、世界で初めて隕石中にジペプチドが存在知ることを明らかにした。ジペプチド検出に用いた隕石は、マーチソン隕石と南極隕石Y-781198隕石であり、いづれの隕石中にもアミノ酸が比較的多く含まれていることが知られ、本研究目的には最適な隕石試料である。その結果、極めて微量ではあるが、マーチソン隕石中にはジペプチドとしてのグリシルグリシンが4pmol/g、ジケトペラジンとしてのグリシルグリシンが23pmol/g、Y-781198隕石中にはそれぞれ11pmol/g、18pmol/g存在することを見いだした。 さらに,隕石中で起きたポリアミノ酸の生成プロセスを明らかにするため、いくつかの試験管内における模擬実験を行った。特に、隕石有機物として存在、量の多い尿素とカルボン酸の加熱による新奇なポリアミノ酸生成経路を見いだした。
|