研究課題/領域番号 |
11440169
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
竹内 英夫 東北大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (30111454)
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研究分担者 |
三浦 隆史 東北大学, 大学院・薬学研究科, 講師 (30222318)
増田 聡 東北大学, 大学院・薬学研究科, 助手 (90281980)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
15,700千円 (直接経費: 15,700千円)
2000年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1999年度: 11,900千円 (直接経費: 11,900千円)
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キーワード | 紫外共鳴ラマン分光法 / タンパク質構造解析 / 膜タンパク質 / バクテリオロドプシン / インフルエンザウイル / イオンチャネル / トリプトファン / ヒスチジン / 紫外共鳴ラマン分光 / 偏光 / 配向膜 / 構造解析 |
研究概要 |
配向試料中の紫外発色団の向きを定量的に決定することのできる偏光紫外ラマン強度差分光法を、膜タンパク質に適用できるように、理論的・実験的に拡張・発展させることを目的に研究を行い、以下の成果を得た。 1.偏光紫外専用の高性能ラマン分光計を開発し、種々の系に適用して、その性能を確認した。 2.代表的な膜タンパク質であるバクテリオロドプシンの配向膜を作製する方法を確立した。 3.野生型バクテリオロドプシンおよび189番目トリプトファンをフェニルアラニンに置換したミュータントに偏光紫外ラマン強度差分光法を適用し、189番目トリプトファンのインドール環側鎖の配向状態を決定した。 4.バクテリオロドプシンの光反応中間体の一つであるM中間体を低温で補足する方法を確立し、M中間体形成に伴う189番目トリプトファン側鎖の配向方向変化を決定した。 5.偏光紫外ラマン強度差分光法を種々の膜タンパク質の静的および動的構造解析に応用するための基礎を確立することができた。 6.インフルエンザウイルスの膜タンパク質であるM2イオンチャネルについて、チャンネル活性化に伴うヒスチジンおよびトリプトファン残基の構造変化を調べ、ヒスチジンのプロトン化とヒスチジン・トリプトファン間相互作用がチャンネル活性化機構において重要な役割を果たしていることを明らかにした。この研究により、偏光紫外ラマン強度差分光法を、M2イオンチャネルにも適用するための基礎固めができた。
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