研究課題/領域番号 |
11440182
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 九州大学 (2000) 岡崎国立共同研究機構 (1999) |
研究代表者 |
田中 桂一 九州大学, 大学院・理学研究院, 助教授 (50037280)
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研究分担者 |
原田 賢介 九州大学, 大学院・理学研究院, 助手 (70165017)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 15,600千円)
2000年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1999年度: 12,100千円 (直接経費: 12,100千円)
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キーワード | ラジカルクラスター / 会合状態 / レーザー誘起蛍光分光法 / 分子間振動遷移 / 蛍光ディップ / 分子間ポテンシャル / 二重共鳴分光法 / サブミリ波 / ラジカルクラシター / イオンクラスター / サブミリ波分光 / 二重共鳴分光 / 分子間力 |
研究概要 |
電荷や電子スピンを持つクラスター、すなわちイオンやラジカルクラスターがどの様な電子構造や会合状態を持つのかは未解決な重要な問題である。特に電荷や電子スピンがどの様にクラスター内に再分配されて、分子間結合に関与するかは興味深い問題である。本研究では、超音速パルスジェット中に生成するラジカルおよびイオンクラスターのファンデルワールス(vdW)振動回転遷移を、レーザー誘起蛍光分光法(LIF)とミリ波分光とを組み合わせて蛍光のディップとして観測した。この方法によりクラスターに特有な分子間振動遷移を直接観測し、不安定分子クラスターの特異な会合状態と分子間ポテンシャルを解明した。 放電で生成するラジカルの大振幅振動を蛍光ディップ・サブミリ波法で観測し、その会合状態、トンネル効果等の動的構造を解明した。またサブミリ波とマイクロ波との二重共鳴分光法を開発し、マイクロ波によりクラスターの純回転遷移を励起しつつ、vdW振動回転遷移を蛍光ディップ・サブミリ波法により観測した。この二重共鳴分光法により複雑なvdW振動回転遷移の帰属が可能になった。
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