研究課題/領域番号 |
11440191
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
小川 琢治 愛媛大学, 理学部, 助教授 (80169185)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
11,900千円 (直接経費: 11,900千円)
2001年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1999年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
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キーワード | 分子電子素子 / 分子ワイヤー / 分子ジャック / ルテニウム錯体 / ポルフィリン / ロジウム錯体 / 分子エレクトロニクス素子 / 自立型分子 / ナノギャップ電極 |
研究概要 |
1.金微粒子/有機ジチオール/マイクロ-ナノ電極系の物性 ・電極間に数百個の分子が直列につながっている系においては、バイアス電圧が20Vまでの範囲において電気伝導の機構はトンネル機構である。測定温度が20Kを下回ると熱励起電子の数が減り、金微粒子が電荷プールとして働いているクーロンブロッケードが観測された。 ・分子の数が直列に2個程度つながっている系においては、バイアス電圧が2Vまでの範囲で微分コンダクタンスがピークを持つ現象が観測され、分子軌道が関与した伝導が見えると考えたが、大気下の実験では再現性にとぼしく、超高真空中での実験が必要である。 2.自立型分子の合成と走査プローブ顕微鏡(SPM)による伝導特性 ・ポルフィリン系の自立分子ジャックを合成した。 ・中心金属としてスズを用いた自立型分子の超高真空中でのSPM計測を行い、分子軌道が関わった伝導を観測した。 ・中心金属としてルテニウムを用いると、スズの場合よりもはるかに安定な自立型分子ができることが判り、一連の化合物を合成した。 ・専有面積の大きな自立型分子ジャックを合成した。
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