研究分担者 |
渡辺 鉄也 (渡邉 鉄也 / 渡邊 鉄也) 埼玉大学, 工学部, 講師 (70240504)
玉置 元 東京都立大学, 工学研究科, 助手 (60315752)
吉村 卓也 東京都立大学, 工学研究科, 助教授 (50220736)
小林 博栄 石川島播磨重工(株), 原子力事業部, 研究職・課長
小川 信行 国立防災科学技術研究所, 研究室長
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配分額 *注記 |
14,200千円 (直接経費: 14,200千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2000年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1999年度: 6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
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研究概要 |
本年度は,本研究の最終年度であり,前年度までに設計・試作した回転型磁気摩擦ダンパの特性について詳細に検討し,その適用条件,セミアクティブ制御の可能性などを明らかにした. 次に,あらたに着手した磁気粘性流体(MR流体)を用いた大容量セミアクティブダンパの開発研究により,いくつかの基本的な制振特性を明らかにした. (1)試作した回転型磁気ダンパを用いた加振実験および数値シミュレーションにより,本ダンパの荷重-変位履歴特性を把握した.また,実験結果にあらわれた摩擦やギャップによる非線形変動の影響についても示した. (2)上記ダンパでは,高域周波数領域においてボールねじや軸受けなどに大きな減衰効果把握しあらわれることを示した. (3)電磁石を用いたセミアクティブ制振について検討し,0.2以下の極低周波域では高精度の制振性能が実現されることが明らかになった. (4)米国ロード杜,ノートルダム大学および三和テッキ(株)からの協力により,電磁粘性流体(MR流体)を用いた大振幅用高減衰ダンパを新たに試作して.以下の成果を得た. a.MRのダンパの減衰容量の評価式を流体力学の理論によって求める計算式を導いた. b.メーカーに依頼して大容量のMRダンパを試作した.磁場を変化させてダンパの減衰力を測定した結果,磁場のない場合に比べて顕著な減衰力を得ることが可能であることが明らかとなった. 以上,本年度までの研究成果をまとめ,報告書を作成した.
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