配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 14,300千円)
2001年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2000年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1999年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
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研究概要 |
楽音,映像や大容量データベースなどの高速・広帯域マルチメディア通信サービスに向けて,広帯域・低損失,省資源等の特徴を有する光ファイバを用いた波長分割多重(WDM)伝送による大容量フォトニック・ネットワーク構成技術について研究した.特に,レイヤ構成ネットワークを基本に,高安定多周波光発生技術,高能率光伝送技術,大容量光波パス.ルーティング技術について重点的に研究を行った. 高能率光伝送方式実現と光パス波長スイッチの要となる光周波数発生法は,分子線吸収形光周波数発生器とそれに同期して多波長の基準光パルス列を生成するパルス化光周波数発生器により構成し,偏波依存性の少ない回路構成を示し,得られる波長数や出力変動抑圧特性などを解明した. 高能率で超高密度波長分割多重(WDM)伝送に適した単側波帯(SSB)光通信について,変調度や回路構成の違いによる出力波形やスペクトルの変化,さらに波長多重伝送系を構成する場合の隣接チャネル間干渉等を評価し,超高速大容量光通信への適用性を確認した. 大容量波長多重光ネットワークのルーチングと波長パス/仮想波長パス(WP/VWP)の波長選択法について,発見的アルゴリズムを提案し,高信頼ネットワークの設計法を明らかにした.また,フォトニック・ネットワークノード構成として,周波数シフタを用いたMP口S形のバースト変調形ラベルスイッチ(GMPLS)ノード構成の検討を行った. これらの研究の結果,本研究課題で検討を進めてきた高精度光周波数制御技術と狭帯域光変復調技術および光パスネットワークのルーチング技術を組みあわせれば,従来の10倍以上の高性能な波長多重大容量光パスネットワークが構築できることが明らかになった.
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