配分額 *注記 |
6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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研究概要 |
1.多様性を保持する選択則の提案 遺伝アルゴリズムにおいて解集合の多様性と解の最適性にはトレードオフの関係があるが,最適性を損わない範囲で多様性を保持する部分列挙選択則を提案した。また,この選択則を用いたアルゴリズムの生産スケジュールパラメータの変動に対するロバスト性を検証した。 2.問題の大規模性に対処する分解法および空間縮小法の提案 問題の大規模性に対応するためには,従来のユークリッド空間を探索空間とする数理計画問題や最適制御問題で用いられていた分解法や空間縮小法の考え方を,離散空間を探索空間としてGAで最適化を行う解法に適用できるような具体的構成法を提案した。 3.制約条件を柔軟に扱うための遺伝アルゴリズムの構成法 制約条件が新たに付加される毎に,それに対応する染色体を個体表現に付加することにより,柔軟に制約条件を扱うことができる構成法を提案し,ジョブショップ工程に並列機械選択問題あるいは作業者配置問題が加わったスケジュール問題に適用した。また,新しいデコーディング法を提案して,機械間にジョブバッファが無い工程の最適スケジュール問題に適用した。 4.多目的最適化問題への適用 1で提案した部分列挙選択則を,多様性という性質を活かして多目的フローショップ問題へ適用した。
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