研究分担者 |
島田 伸敬 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (10294034)
三浦 純 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (90219585)
久野 義徳 埼玉大学, 工学研究科, 教授 (10252595)
佐々木 繁 富士通研究所, マルチメディアシステム研究所, 研究職
先山 卓朗 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (70335371)
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配分額 *注記 |
14,200千円 (直接経費: 14,200千円)
2001年度: 6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
2000年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1999年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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研究概要 |
広い空間で複数の人間が動く場所で,複数のカメラの画像を分散協調的に処理することによって,人間を追跡するとともに,人間を識別するという目標を達成するために以下の研究を行なった.具体的には, ・項目1:オプティカルフローを用いて,廊下を歩く複数の人を追跡しする研究を行なった.つぎに,人がいると廊下の色ががどのように変化するかを学習し,その結果に基づいて確率的に人の位置を求め方法を得た.(白井,先山) ・項目2:人の位置から顔の大体の位置を予測し,目や鼻などの顔の部品の候補を確率的に推定し,その幾何学的な拘束から任意の方向の顔を検出する研究を行なった.また,顔の識別の不確かさは,顔の向きに依存することを実験的に確かめ,識別の不確かさを顔の向きによってモデル化する手法を確立した.(白井,久野) ・項目3:動いている人に関して将来得られる情報とその確率を推定する定式化を行った.これに基づいて,カメラがどこを見たらいいかを決定するための評価関数を,画像内の人に関してこれまでに得られている情報と将来得られる情報の確率に関して定式化した.(白井,三浦) ・項目4:長い廊下でカメラが多数ある場合,1つのカメラの視界から消える人に関して将来得られる情報を再帰的なシミュレーションによって確率的にモデル化した.(白井,島田) ・項目5:PCクラスタシステム構築し,複数カメラ間のコミュニケーションに基づく分散処理によって,広域を高速にモニターする実験を行なって,その効果を確認した.(三浦,島田)
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