配分額 *注記 |
8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2000年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
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研究概要 |
係留ビデオシステムを作成し,これを用いて砕波帯に生じる諸現象の観測,例えば,砕波位置の空間的な分布の変動,表層の海浜流構造,などの測定を行った.従来より行われている計測機器を用いた観測では,計測点では精度の高い時系列データを得られるものの,計測点の設定数には限りがあり,観測対象の時空間構造の理解に際しては制約がある.本研究では,面的な時系列データを取得することが可能なビデオ画像を解析し,点計測では全体像を捉えることが困難である現象の時空間的な構造を把握することの可能性について検討した.その結果,平均画像解析による砕波帯の平均構造の把握,砕波点位置の変動と水理量の関連性の検討,砕波帯内の沿岸流速分布の推定ならびに変動特性の把握,染料パッチの拡散解析など,従来の点計測では知り得なかった事象を捉えた.
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