研究課題/領域番号 |
11450211
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
川瀬 博 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 教授 (30311856)
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研究分担者 |
釜江 克宏 京都大学, 原子炉実験所, 助教授 (50161196)
岩田 知孝 京都大学, 防災研究所, 助手 (80211762)
多賀 直恒 福岡大学, 工学部, 教授 (40023080)
佐藤 智美 大崎総合研究所, 主任研究員
佐藤 俊明 大崎総合研究所, 主席研究員
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
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キーワード | サイト特性 / 強震動 / 微動 / アレー観測 / 震源 / 伝播経路 / 水平 / 上下比 / アラー観測 |
研究概要 |
本研究は、構造物を設計する際に想定すべき地震力を、物理モデルに基づいて定量的に評価する地震入力評価法を開発することを目的としている。この地震入力評価法は汎用性が高く、将来の地震を想定した評価法としては大変すぐれているが、モデルパラメターとして物理モデルの定数を必要としており、その設定方法が重要である。本研究では各種のサイト特性評価法を提案し、さらに観測記録によって予測手法の検証を行ない定量的な地震入力評価法として提案することを目指した。平成11年度は、東京江東区をテストサイトにアレー微動観測手法の精度を検証するため24時間連続で微動計測を実施し、良質なデータを得た。平行して、九州地方のK-NETデータから統計的スペクトル特性と経時特性を抽出し、統計的グリーン関数を構築した。平成12年度はそのグリーン関数を用いた波形合成法の妥当性を兵庫県南部地震で検証し、それを仮想福岡地震による強震動予測に用いて地震入力レベルを評価した。また同様な手法を中国・四国地方のK-NETデータに適用し、中国・四国用グリーン関数を構築するとともに、それを鳥取県西部地震に適用し、観測地動が再現できることを実証した。平成13年度は抽出した各地点のサイト特性を利用してその直下のS波速度構造を同定する手法を開発し、K-NET観測点の深いS波速度構造を求めた。平行してK-NETデータのP波部分・S波部分・後続動部分の水平/上下比を求め、サイト特性やS波の理論増幅特性、レーリー波の理論水平/上下比と比較した。その結果、観測された水平/上下比は抽出されたサイト特性とよく対応することがわかった。また鳥取県西部地震の震源モデルをフォワードモデリングにより求め、かなり高速のすべり速度で破壊したことを明らかにした。こうした震源破壊過程の詳細な情報と、本研究で追求してきた統計的強震動予測手法を理論的予測手法と組み合わせることにより、広帯域の地震入力評価が可能となった。
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