研究課題/領域番号 |
11450220
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
服部 岑生 千葉大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (40009527)
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研究分担者 |
橘 弘志 千葉大学, 工学部, 助手 (70277797)
中山 茂樹 千葉大学, 工学部, 助教授 (80134352)
岸本 達也 千葉大学, 工学部, 助手 (30302532)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
10,700千円 (直接経費: 10,700千円)
2001年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2000年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1999年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | ライフエリア / 利用圏 / 高齢者 / 公共サービス / 都市再生 / コミュニティ / 公共施設 / 近隣住区 / 高齢社会 / 地域環境 / 生活基盤 / 地域マネジメント / ケアシステム |
研究概要 |
安定し、安心・安全な高齢者のライフエリアを確立するために、(1)すべての居住者のライフエリアの実態を把握するともに、その(2)居住者評価の実態と背景にある基準を探ることが必要である。その上で、高齢者を含む全居住者にとって期待される良好な(3)ライフエリアの実現方法を創造しなくてはいけない。高齢者は今後は、多数を占めるひとつの居住者群ではあるが、あくまで他の群を含む全居住者のライフエリアが対象であり、時間の流れの中でも適切さが評価されなくてはならない。 第一のライフエリアの実態調査は、地方都市(福岡)、東京首都圏(稲毛)および参考として内外の地方都市(シェフィールド、ハノイ、郡上八幡町)について行った。その結果、居住地の社会基盤と施設サービスの充実度、および居住者の行動パターンとサービスの利用傾向によって異なり、地方都市が安定した小地域のライフエリアを形成していることが明らかになった。海外の居住者のライフエリアは、日本と較べ徒歩圏で小規模の範囲にあり、安定していることが推理された。第二の評価とその条件については、社会基盤と生活サービスの充実を前提に、徒歩圏などの小地域のライフエリアで生活することで、満足感を得ていることが明らかになった。最後の、良好なライフエリアの確立には、小地域の居住人口を動的に把握し、生活サービスを提供するライフエリアの予測方法を確立し、それに基づき改善し解決して行く課題を見出す方法が想定された。予測手法とそれに基づく改善方法を具体的に創造することが今後の課題であるが、これによって都市の居住環境を、居住者の等身大の視点で改良することができると思う。
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