研究課題/領域番号 |
11450341
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機工業化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
平尾 俊一 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90116088)
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研究分担者 |
森内 敏之 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (60281119)
櫻井 英博 大阪大学, 大学院・工学研究科, 講師 (00262147)
小川 昭弥 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (30183031)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
14,100千円 (直接経費: 14,100千円)
2000年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
1999年度: 7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
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キーワード | 有機亜鉛化合体 / アート錯体 / オキソバナジウム / レドックス / リガンドカップリング / 還元的離脱 / 有機アルミニウム化合物 / 有機ホウ素化合物 / 有機亜鉛化合物 / 還元的脱離 |
研究概要 |
有機金属化合物の酸化状態を合目的的に変えれば、結合軌道の性質が大きく変化し、対応する有機金属中間体の特性を反映した反応性が期待される。本研究では、遷移金属酸化剤のレドックス挙動および異種金属間のレドックス相互作用に対する考察より、異種金属間の一電子移動に基づく電子的相互作用を有効なものとし、有機典型金属化合物の新規な炭素-炭素結合形成を伴う酸化的変換反応を見い出した。本年度は有機亜鉛化合物の変換に焦点をあて、炭素-炭素結合形成に関与する炭素置換基の特異性を明らかにした。また、炭素置換基やヘテロ官能基の特性が、酸化反応においてどのように関係するかを究明した。一電子酸化能力を有する遷移金属酸化剤としては、オキソバナジウム(V)誘導体を主に用いた。レドックスポテンシャルの視点から、各種置換基誘導体の酸化剤を用い、酸化剤として有用かを調べた。反応性に関しては、炭素-炭素結合形成における基質特異性、立体選択性、効率を調べた。また、各種アート錯体の電子状態の違いや生成方法の違いが、本酸化的変換反応の置換基特異性、選択性へ反映することを見いだした。共役付加と酸化的カップリングを組合せ、環状エノンのaおよびb両位におけるone-potでの炭素-炭素結合形成を可能にした。異種金属間相互作用に関し、一電子酸化剤のレドックスポテンシャル、有機典型金属化合物と一電子酸化剤のレドックス相関関係などを考慮し、合成手法として確立できたと考えられる。さらに、分子軌道計算に基づき、異種金属化合物間の相互作用を考察した。
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