研究課題/領域番号 |
11450343
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
相田 卓三 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (00167769)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
13,100千円 (直接経費: 13,100千円)
2000年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1999年度: 8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
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キーワード | デンドリマー / 自己組織化 / 環状金属錯体 / 金属間相互作用 / 超らせん構造 / 酸素錯体 / 銅錯体 / 鉄錯体 |
研究概要 |
本年度では、デンドリマーを有する新規なピラゾール配位子と11族の銅、銀、金イオンを混合することで、金属複核ピラゾリル錯体が生成し、さらにそのピラゾリル錯体の自己組織体によりマイクロメートルスケールの集合体が得られることを見出した。サイズが異なる一連のデンドリマーを用いて検討した結果、サイズが小さいデンドリマーでは集合体の形状はロッド状であるのに対し、中程度のデンドリマーではピッチが2.5μmの超らせん構造をとることが分かった。構成ユニットに全く不斉要素が存在しないにも関わらず、個々の集合体では光学活性な構造になっており、自然界におけるキラリティーの偏りと関連して興味深い。また、集合体の形成にともなって、可視部における強い発光能が付与されることが明らかになり、キラリティーを有するマイクロメートルスケールの発光材料が原料を混ぜるだけで自発的にできあがるという、材料設計の新しい手法が見出された。
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