研究課題/領域番号 |
11450365
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子構造物性(含繊維)
|
研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
塩見 友雄 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (10134967)
|
研究分担者 |
竹下 宏樹 長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (80313568)
竹中 克彦 長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (30188205)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2001
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 14,300千円)
2001年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2000年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 9,200千円 (直接経費: 9,200千円)
|
キーワード | 結晶化 / ミクロ相分離 / 高次構造 / ブロック共重合体 / グラフト共重合体 / 球晶 / 時分割小角線散乱 / ポリエチレングリコール / ポリ(ε-カプロラクトン) / ポリメチルメタクリレート / ミクロ相分離構造 / 結晶-非晶構造周期 / ポリブタジエン / ポリエチレン / ポリスチレン / 結晶-非晶繰り返し構造 |
研究概要 |
1.ブロック共重合体のミクロ相分離下からの結晶化における高次構造形成において以下の結果を得た。(1)非晶性成分のガラス転移温度が結晶性成分の融点より非常に低いブロック共重合体において、ラメラ状ミクロ相分離からの結晶化では構造が再編された。一方、結晶性成分が円筒状ドメインにある場合はミクロドメイン内で結晶化し、その逆の場合は、結晶化温度が高い場合は結晶化によってミクロ相分離が破壊され低い場合はミクロ相構造を保持して結晶化した。(2)非晶性成分がガラス状態にある場合からの結晶化においては、ラメラ状円筒状を問わずミクロ相構造が完全に保持された。 2.上記(2)の結晶化において、島状ドメインからの結晶化は認められず、円筒状あるいはラメラ状からの結晶化においてはアブラミ指数が小さくかつ見掛けの結晶化の活性化エネルギーが著しく大きかった。しかし、(1)においてはこれらの結晶化挙動はミクロドメイン形態に依らなかった。 3.融点の互いに近い結晶性成分のみから成るブロック共重合体において、片方の成分が優先的に核生成・結晶成長し、その後もう一方の成分が結晶化することが観察され、その結果、組成の近いABA型トリブロック共重合体においては、同心円状の2重球晶が形成された。 4.グラフト共重合体の結晶化において、核生成密度および結晶生長速度はグラフト密度に依存した。
|