研究課題/領域番号 |
11460104
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業経済学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
甲斐 諭 九州大学, 大学院・農学研究院, 教授 (70038313)
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研究分担者 |
木立 真直 中央大学, 商学部, 教授 (10224982)
中原 准一 酪農学園大学, 環境システム学部, 教授 (60048121)
佐々木 市夫 帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (70125384)
新山 陽子 京都大学, 大学院・農学研究科, 教授 (10172610)
石田 正昭 三重大学, 生物資源学部, 教授 (80144228)
四方 康行 麻布大学, 獣医学部, 助教授 (20178859)
早川 治 日本大学, 生物資源科学部, 助教授 (00096885)
中嶋 康博 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (50202213)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
9,500千円 (直接経費: 9,500千円)
2001年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2000年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1999年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | フードシステム / HACCP / 安全性確保 / 衛生管理 / 品質保証システム / 表示・認証 / 安全性競争 / 情報の非対称性 / 食品の安全性 / 衛生 / 品質保証 / キャトル・ケア / トレーサビリティ |
研究概要 |
英国をはじめとする欧州においてはBSE(牛海綿状脳症)、口蹄疫、ドイツ・デンマーク・オランダでは豚ペスト・台湾や韓国では豚の口蹄疫、香港では鶏のインフルエンザ、日本でもO157、口蹄疫、BSEが頻発し、各国のフードシステムにおける「HACCPの導入」、「安全性確保」、「衛生管理」が重要な課題になっている。また、遺伝子組替え食品の安全性検討、有機農産物の表示・認証問題も消費者の重要な関心事になっている。本研究は、世界のフードシステムにおける安全性確保問題を分析し、かつ、それに関した諸外国の動向を把握することを目的に計画立案された。 研究実績は以下の5点に要約される。 第1は、世界の各地で頻発している農産物と食品の安全性を脅かしている原因とその対策としてのHACCP導入に関する情報と諸外国の学会動向を、研究メンバーが世界各地での過去の調査で得た人脈・情報源から直接入手して、世界のフードシステムの安全性に関する経済分析を行なった。 第2は、世界のフードシステムは、将来、「コスト競争の時代」から「安全性競争の時代」に転換するものと考え、フードシステム研究の新たな分野を開拓した。 第3は、WTO体制下で、益々、低下する関税率と農産物の輸入拡大を考慮し、国際貿易問題には、「安全性確保」、「衛生管理」を前面に出した貿易理論の構築が不可欠であることを理論的・実証的に考察した。 第4は、我が国のフードシステムが世界の動向を参考にして、農産物の生産段階、食品の製造工程、食品の卸売・小売等の流通段階においてHACCPを導入し、「安全性確保」、「衛生管理」、「品質保証システム」に関する改善を急ぐべきであることを提案した。 第5は、欧州、米国、大洋州等の主要国における食品の安全確保に関する農業経済学会の研究動向を参考にして、我が国の農業経済学会もその分野の研究の深化を図ることの重要性を提起した。
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