研究課題/領域番号 |
11460156
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用分子細胞生物学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
森川 弘道 (2000-2001) 広島大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00089129)
五島 直樹 (1999) 広島大学, 理学部, 助教授 (70215482)
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研究分担者 |
高橋 美佐 広島大学, 大学院・理学研究科, 助手 (10294513)
木須 康智 広島大学, 理学部, 助手 (20304397)
森川 弘道 広島大学, 理学部, 教授 (00089129)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
11,100千円 (直接経費: 11,100千円)
2001年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2000年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1999年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | MAR(matrix attachment region) / SAR(nuclear scaffold attachment region) / タバコ / 遺伝子導入 / GFP(green fluorescent protein) / インテグレーション / DNA高次構造 / トランスジーン / MAR (matrix attachment region) / SAR (nuclear scaffold attachment region) / パーティクルガン / 外来遺伝子 / 形質転換 / 核骨格結合部位(S / MAR) / タバコ培養細胞 / GFP (green fluorescent protein) / ゲノム DNA / 植物 / トランスジェニック植物 / PCR |
研究概要 |
タバコ懸濁培養細胞のトランスジーン・ローカスから、単離されたNuclear Scaffold/Matrix Attachment Regions (SAR/MAR) DNA配列であるTJ1(507bp)は、形質転換体の収率を増加(5〜10倍)させ、遺伝子発現を向上(約5倍)させる^<1)>。しかし、この研究では、選択マーカーであるnptII遺伝子を用いており、MARによる発現の向上の結果として収率が高まったのか、あるいはMARがトランスジーンのゲノムへのインテグレーションを促進するかはこの実験結果だけからは分からない。そこで、非選択マーカーであるGFP遺伝子を用い、その発現カセットの5'および3'端にTJ1を挿入(方向の異なる4種類のコンストラクトを構築)し、インテグレーション効率を調査した。まず、遺伝子導入5日後、10日後、20日後および30日後のGFP発現細胞塊数^<2)>を測定し、ゲノムDNAにトランスジーンがインテグレーションされるまでの日数を推定した。その結果、遺伝子導入30日まで、ゲノムDNAにトランスジーンが導入されると見なしてもよいことが分かった。ゲノムPCRによる解析からもこの結論は支持された。さらに、遺伝子導入30日後のGFP発現細胞塊数を詳細に調査した結果、TJ1の挿入により、インテグレーション効率は、2倍以上向上する(P<0.01)ことが初めて分かった。TJ1の方向の効果は、統計的に有意とはいえなかった。本研究により、トランスジーンのインテグレーションに対するSARの効果を初めて示す実験的証拠が得られ、本成果は、画期的なものである^<3)>。 ^<1)>K.Shimizu et al. Plant Journal,26(4):375-384(2001).^<2)>K.Kondo et al.(submitted).^<3)>H.Hokazono et al.(in preparation).
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