• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

原虫感染に感受性を示すマウスに潜在する初期防御抵抗性の分子免疫学的解明

研究課題

研究課題/領域番号 11470064
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 寄生虫学(含医用動物学)
研究機関山形大学

研究代表者

仙道 富士郎  山形大学, 医学部, 教授 (80091833)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
14,000千円 (直接経費: 14,000千円)
2000年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
1999年度: 8,400千円 (直接経費: 8,400千円)
キーワード原虫感染 / 初期防御抵抗性 / 好中球 / BALB / cマウス / L.major / サイトカイン / mRNA / Trypanosoma cruzi / Leishmania major / neutrophil / cytokine / 感受性マウス / 好中球枯渇 / 虫血症
研究概要

L.majorおよびTrypanosoma cruziに対して感受性をぼすと言われているBALB/cマウスと抵抗性のコントロールマウスを用いて、末梢血好中球枯渇マウスにおける生存期間やサイトカインのmRNAの発現について検討した。方法)L.major感染24時間前に、RB6-8C5精製抗体または正常ラットコントロール抗体を腹腔に投与し、末梢血好中球を枯渇させた。上記処置マウスにL.major promastigoteをfootpadに感染させ、footpad swellingやmRNAの発現について検討した。結果)1)感受性BALB/cマウスにおけるfootpad swellingは、好中球枯渇群がコントロール群に比して有意に増強した。これに対して抵抗性のC3H/HeJマウスでは、両者に明瞭な差異は認められなかった。2)抵抗性マウスにおける好中球枯渇は、draining lymph node内macrophageのIL-12p40mRNAの発現やfootpad lesionの増悪には影響がなかった。これに対して、感受性マウスでは好中球枯渇処理群で、draining lymph node cellの感染初期IL-4mRNAの発現が認められるとともに、footpad lesionの大きさおよび感染寄生虫数がコントロール群に比べて有意に増加した。考察)感受性マウスでも、感染早期にはL.majorに対して一定の抵抗性が存在することが明らかになった。さらにその抵抗性発揮には、好中球が重要な役割を果たしていることが強く示唆された。

報告書

(3件)
  • 2001 研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi