研究課題/領域番号 |
11470078
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ウイルス学
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
半田 宏 東京工業大学, フロンティア創造共同研究センター, 教授 (80107432)
|
研究分担者 |
渡辺 肇 岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助教授 (80212322)
有坂 文雄 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助教授 (80133768)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
12,300千円 (直接経費: 12,300千円)
2000年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
1999年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
|
キーワード | SV40 / AAV / カプシドタンパク質 / ウイルス様粒子 / 組換えタンパク質 / ウイルス粒子様粒子 / 組み換えプラスミド |
研究概要 |
SV40やAAVのウイルス粒子は、それぞれ主要なカプシドタンパク質であるVP1およびVP3によって外側を被覆されている。これらをバキュロウイルス発現系を用いて昆虫細胞内で発現すると、SV40ではVP1のみでウイルス様粒子(VLP)が形成され、AAVでは核移行シグナルを付加するとVP3のみでVLPが形成されることを見出した。そのSV40のVLPを回収効率良く精製し、試験管内でペンタマーにまで解離、分散し、VLPを効率良く再構成する条件を設定した。その再構成には、カルシウムイオンとその結合部位およびヂスルフィド結合が関与することを見出し、それに関与するいくつかのドメインおよびアミノ酸残基を決定した(J.Virol.,75,61-72,2001)。また、その中にプラスミドDNAを包含するために、DNAコンパクションに関与すると示唆されているVP2やVP3の組換えタンパク質を大量に調製し、それらの機能を検討する実験系を確立した。さらに、新規機能を付加したVLPを構築するために、VP1の改変体を遺伝子工学的に作製して、それらのVLP形成能を検討した結果、VP1は極めて堅い構造をしたタンパク質であるが、粒子表面に露出されるいくつかの部位の中から新規機能を付加することが可能である部位を見出した。
|