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アルツハイマー病の病因解析および予防プログラムの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11470105
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関山梨医科大学

研究代表者

山縣 然太朗  山梨医科大学, 医学部, 教授 (10210337)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2000年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードアルツハイマー病 / 遺伝子多型 / アポE / VLDL / 生活習慣
研究概要

アルツハイマー病(AD)については発症のリスクを上げる感受性遺伝子と呼ばれる遺伝子は数多く報告されるようになった。本研究はこれらの感受性遺伝子について既存の研究に例のない日本人の多数の症例を用いて十分な検討を加えることを第一の目的とする。
症例は500症例の収集を終了した。遺伝子解析はすべての症例でインフォームドコンセントを得、アポリポ蛋白遺伝子、超低比重リポ蛋白受容体(VLDL)遺伝子、インターロイキンIαについて解析した。その結果、従来どおりAPOEのε4はアルツハイマーの危険因子であることが本対象についても明らかになった。VLD受容体遺伝子多型における対立遺伝子頻度が対照群で5-repeat、8-repeat、9-repeat、10-repeatがそれぞれ、0.353、0.592、0.048、0.007であったのに対し、AD群では0408、0.539、0.041、0.012であり、その分布に差が認められた(p=0.049)。さらに、対立遺伝子5-repeatを有するものは、有さないものに比べて、APOE遺伝子多型と年齢、性で調整したオッズ比が1.56倍となり、有意に、危険因子として評価された。一方、インターロイキンIαは統計的に有意な差を認めなかった。生活習慣などとの関連を多変量解析等により解析した結果、30分以下の「昼寝」が予防となり、60分以上の「昼寝」はリスクであることが明らかとなった。現在、さらに、予防プログラムを構築中である。

報告書

(3件)
  • 2001 研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Takashi Asada: "Associations between retrospective recalled napping behavior and later development of Alzheimer's disease : Association with APOE genotypes"SLEEP. 23(5). 629-634 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takashi Asada: "Associations between retrospective recalled napping behavior and later development of Alzheimer' s disease : Association with APOE genotypes"SLEEP. Vol. 23, No. 5. 629-634 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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