配分額 *注記 |
14,600千円 (直接経費: 14,600千円)
2001年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2000年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
1999年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
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研究概要 |
マウスランゲルハンス細胞(LC)は表皮細胞の1〜3%を占める細胞であるためこれまでの研究においてLCを純化して採取する方法は確立されておらずほとんど研究されていない。現在も状況は同様であり,ほとんどが骨髄や末梢血由来の細胞をサイトカインによって培養し,LC様の細胞を誘導した研究が行なわれている。本研究において我々はマウスLCを95%以上の純度で採取し,これを用いた研究を行ない,その成果を治療に応用することを目的としてきた。研究は更に継続する必要があるが得られた成果について以下に述べる。 (1)マウスLCを採取し、培養することによってLC上のIa, CD40, CD80, CD86の発現増強がみられるがその変化におけるIL-1β,TNF-αの関与を明らかにした,(2)そこにTNF-α, GM-CSF, M-CSFを加えることによる変化を明らかにすると共に,(3)ステロイド,シクロスポリンA, FK506の影響について検討した。(4)LCからのIL-12産生とそのGM-CSF及びTGF-βによる制御を明らかにした(5)LCにおけるCD23の発現制御を明らかにした。(6)LCにおけるプリオン関連蛋白の発現を明らかにした。そしてTGF-βによるLCを介してのTh_1誘導がin vitroについて可能なことを示した。
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