研究課題/領域番号 |
11470270
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
和田 洋巳 京都大学, 医学研究科, 教授 (90167205)
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研究分担者 |
中村 肇 京都大学, ウイルス研究所, 助手 (70303914)
豊國 伸哉 京都大学, 医学研究科, 助教授 (90252460)
近藤 裕郷 日本オルガノン株式会社, 医薬研究所, 化学研究室長
平田 敏樹 京都大学, 大学院・医科学研究所, 助手 (70281110)
福瀬 達郎 京都大学, 大学院・医科学研究所, 助手 (90263152)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
11,600千円 (直接経費: 11,600千円)
2001年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
2000年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1999年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | 虚血再潅流傷害 / セレクチンブロッカー / 活性酸素 / DNA傷害 / 8-OHdG / 酸化ストレス / MPO / 肺移植 / ADF / Thioredoxin / Thioredoxine |
研究概要 |
1、温虚血再潅流傷害に対するselectin blocker (OJ-R9188)の検討 (1)ラットの心肺ブロックを摘出し、37℃90分間の温虚血後ex vivo再潅流モデルにて再潅流を60分間行った。OJ-R9188投与群は、非投与郡に比べ、酸素化能などにおいて良好な肺機能がみられた。 (2)再潅流後肺を用い、白血球組織浸潤の指標となるMyeloperoxidase(MPO)活性を測定したが、両群間に有意さを認めなかった。 (3)再潅流後肺を用い、酸化ストレスにより産生されるDNA塩基産物8-hydroxy-2'-deoxyguanosineに対するモノクロナル抗体で免疫染色を行い、コンピューターにて定量解析したところ、OJ-R9188投与群は、非投与群に比べ、DNA酸化傷害を軽減することが示された。また、一酸化窒素(NO)を介した酸化ストレスにより産生されるタンパク修飾産物3-nitro-L-tyrosineに対するポリクロナル抗体で免疫染色したところ、OJ-R9188投与群は、非投与群に比べ、NOを介した酸化傷害を軽減することが示された。 (4)Electron Spin Resonance法を用いた解析では、OJ-R9188に直接的抗酸化作用は認められなかった。 以上のことから、OJ-R9188により肺温虚血再潅流傷害が軽減され、その機序の一つとして酸化ストレスの抑制が示された。 2、温虚血再潅流傷害に対するselectin blocker (OJ-R9545)の検討 ウサギin vivo再潅流モデル(37℃、110分間虚血、90分間再潅流)においてOJ-R9545の効果を評価した。OJ-R9545投与群は、非投与群に比べ良好な酸素化能を示し、MPO活性は低値を示した。すなわち、OJ-R9545じゃ白血球の組織浸潤を抑制し、温虚血再潅流傷害を抑制した。
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