研究課題/領域番号 |
11470362
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
杉山 和久 (2000-2001) 岐阜大学, 医学部, 助教授 (80179168)
北澤 克明 (1999) 岐阜大学, 医学部, 教授 (20009484)
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研究分担者 |
川瀬 和秀 岐阜大学, 医学部・附属病院, 講師 (40234067)
谷口 徹 岐阜大学, 医学部・附属病院, 講師 (30179840)
山本 哲也 岐阜大学, 医学部, 教授 (50134581)
内田 英哉 岐阜大学, 医学部・附属病院, 講師 (70273133)
杉山 和久 岐阜大学, 医学部・附属病院, 講師 (80179168)
富田 剛司 東京大学, 医学部, 助教授 (30172191)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
14,500千円 (直接経費: 14,500千円)
2001年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2000年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
1999年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
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キーワード | 緑内障 / 神経保護 / カルシウム拮抗薬 / 視神経症 / NMDA受容体阻害薬 / 二酸化炭素 |
研究概要 |
1.緑内障性視神経障害の成因および治療に関する基礎実験:ラットに墨汁注射と隅角レーザー照射を組み合わせた方法による眼圧上昇モデルならびに視神経クリッピングによる視神経障害モデルを作成した。各種薬物の視神経保護作用について上記モデルを用いて試験し、各薬物の緑内障性視神経症治療薬としての可能性を検討した。その結果、MK-801およびmemantine(NMDA受容体非拮抗阻害薬)、T-588(神経伝達物質遊離促進剤)、タクロリムス(免疫抑制剤)、betaxol(β遮断薬)の神経保護効果を種々の角度から確認することができた。この成果はNMDA受容体阻害薬などアポトーシスに影響する多様な薬物が眼圧下降を介さずに緑内障性視神経症による網膜神経節細胞の細胞死を有意に抑制することを意味し、将来の緑内障治療の方向性を強く示唆すると考える。 2.動脈閉塞モデルによるアポトーシスの観察:網膜神経節細胞のアポトーシス観察のモデルとして、ラット網膜中心動脈に血栓を作成し、さらに血栓溶解により血流を時的に閉塞させるモデルを作成した。この系においてアポトーシスが時間依存性に生じることを示した。この成績は緑内障薬の実験系作成の基礎となると考える。 3.カルシウム拮抗薬の臨床研究:緑内障性視神経症の発症進行因子を、種々の血流測定装置を用い、また、多変量解析を用い種々の方法で検討することにより、視神経乳頭出血、乳頭周囲網脈絡膜萎縮、眼窩血流動態異常などの眼圧非依存性発症進行因子の存在を証明した。また、正常眼圧緑内障の長期観察成績から、緑内障性視神経症に対する、カルシウム拮抗薬による眼圧下降を介さない治療の有用性を証明した。こうした成績によりカルシウム拮抗薬の臨床的効果について、眼圧下降治療と相補的であることを示し、本症の治療方針を提示した
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