| 研究分担者 |
梶原 浩忠 鹿児島大学, 歯学部, 助手 (20274855)
嶺崎 良人 鹿児島大学, 歯学部・附属病院, 講師 (70157577)
鬼塚 雅 鹿児島大学, 歯学部, 助教授 (80038877)
熊谷 宏 広島大学, 歯学部・附属病院, 助手 (60284212)
二川 浩樹 広島大学, 歯学部・附属病院, 講師 (10228140)
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| 研究概要 |
僻地離島地域は住民の高齢化が急速に進み,歯科医院受診のための移動がきわめて困難な状況になりつつある.そのため,巡回歯科診療には,本格的処置を受けるまでの応急処置といった治療内容から,永続的使用が可能な補綴処置が求められるようになっている.しかし,治療回数と時間の厳しい制約があり,従来の補綴処置では目的を達成しないことが多い.そこで,本研究において新しい補綴術式の開発を試みた.また,巡回診療に適した診療器材の試作とともに,効率的な輸送用器材の検討等も含めて,グローバルな視点から僻地離島巡回診療システムの構築も試みた.その結果,治療効果を高め得る補綴術式や巡回システムを確立でき,これらは都会地域での住宅訪問診療にも効果的に転用できるものであった.得られた成果の一部を以下に記載した.
1.メタルコア装着支台歯における脱落冠再着時の表面処理法の改良
2.接着ポンティック・ブリッジ改良術式の評価
3.象牙質切削面の感染防止用コーテイング材の開発
4.診療器材輸送用コンテナーの試作
5.支台歯喪失時に有効な修理用既製クラスプの開発
6.遠隔地医療情報システムとCAD・CAMによる永久補綴用チタン冠作製
7.エアーアブレージョンを応用した接着用エナメル質表面処理
8.巡回診療用多目的サンドブラスターの試作と性能評価
9.義歯修理用接着・補強システムの開発
10.支台歯喪失時に有効な修理用既製クラスプの開発
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