研究課題/領域番号 |
11470475
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
小林 祐次 大阪大学, 薬学研究科, 教授 (20127228)
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研究分担者 |
吉田 卓也 大阪大学, 薬学研究科, 助手 (00294116)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
12,900千円 (直接経費: 12,900千円)
2000年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
1999年度: 8,600千円 (直接経費: 8,600千円)
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キーワード | BMP / 立体構造 / レセプター / 複合体 / NMR / 立体構造解析 |
研究概要 |
以前我々が多核多次元NMR法を用いて決定したI型BMPレセプター細胞外ドメインの立体構造のリファインメントをおこなうとともに、構造に基づいてその部位特異的変異体およびTGF-βレセプターとのキメラタンパク質を設計した。それらはいずれもチオレドキシンとの融合タンパク質として大腸菌を用いて発現させることができ、正しいジスルフィド結合を形成させることが可能であった。CDおよびNMRによって、変異体の立体構造が天然型と同じであることを示すことができた。またBMPについても大腸菌を用いた発現系の改良をおこない、天然型と同等な試料の大量調製が可能となった。レセプターの変異体とBMPとの結合を表面プラズモンセンサー、超遠心沈降平衡法およびNMRを用いて定量的に解析することによって、BMPレセプターの、Ile52,Glu54,Thr62,Thr64およびPhe75がBMPの認識・結合に重要であることを明らかにした。これらの知見に基づき、X線結晶構造解析によって決定されたBMPレセプター-BMP複合体の構造をNMRによって決定したBMPレセプター細胞外ドメインの立体構造と比較したところ、認識・結合にあたってレセプターの部分的な構造変化が必要であることが示された。
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