研究課題/領域番号 |
11470491
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
奥村 忠芳 関西医科大学, 医学部, 助教授 (80113140)
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研究分担者 |
竹谷 茂 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 助教授 (20121949)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
12,400千円 (直接経費: 12,400千円)
2001年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2000年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1999年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
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キーワード | 肝細胞 / 誘導型一酸化窒素合成酵素 / インターロイキン1β / 転写因子NF-κB / 一酸化窒素 / 肝障害 / インターメイキン1β / 一酸化窒素合成酵素 / 低酸素 / 酸化フェニルアルシン / Hypoxia-response element / ミトコンドリア機能障害 / 免疫抑制剤FK506 / シクロスポリンA |
研究概要 |
病態時の肝臓では、炎症性サイトカインによる様々な遺伝子の発現誘導がその機能不全と深く関連している。インターロイキン1β(IL-1β)などにより誘導される誘導型一酸化窒素合成酵素(iNOS)は、多量の一酸化窒素(NO)を産生する。NOは肝障害そのものを引き起こしさらに悪化させる作用と逆にその障害を減弱化する相反する2つの作用をもつ。しかしながら転写因子NF-κBを介したiNOS誘導の制御メカニズムの詳細は不明な点が多い。本研究では動物モデルと初代培養肝細胞を用いて、IL-1βのiNOS/NO誘導をコントロールする内因性、外因性物質の作用機構を明らかにした。 iNOSプロモーターのκB部位へのNF-κBの結合にはC/EBPβの関与が示唆された。さちにNF-κBのvicinalthiol残基が、DNA結合に重要な働きをしている事が明らかになった。一方、低酸素によるiNOS誘導の抑制はNF-κBの活性化(核移行とDNA結合)にはまったく影響を与えないことより、iNOS誘導にはNF-κBの活性化に加えてIL-1βから同時に立ちあがるシグナル(因子)の存在が必須であることが予想された。この未知シグナルを解明することが、iNOS誘導のメカニズムを明らかにする近道と考える。多くの内外の因子がそのシグナルを介して、実際にNO産生の誘導をコントロールしている可能性が高い。
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