研究課題/領域番号 |
11470527
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
佐藤 禮子 千葉大学, 看護学部, 教授 (90132240)
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研究分担者 |
菅原 聡美 千葉大学, 看護学部, 助手 (70323409)
小西 美ゆき 千葉大学, 看護学部, 助手 (30292684)
佐藤 まゆみ 千葉大学, 看護学部, 講師 (10251191)
増島 麻理子 (増島 麻里子) 千葉大学, 看護学部, 助手 (40323414)
水野 照美 千葉大学, 看護学部, 助手 (90261932)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
8,900千円 (直接経費: 8,900千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2000年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 外来 / 外来看護 / 癌患者 / 通院 / 主体的療養 / 外来看護モデル / フォーカスグループ / ニード / 療養 / 在宅 / 在宅看護 |
研究概要 |
1.がん専門病院に外来通院するがん患者の療養上のニードに関する調査 文献検討及び外来通院がん患者37名を対象に行った予備調査より調査用質問紙を開発し、この質問紙を用いて、全国6施設のがん専門病院に外来通院するがん患者に対して質問紙調査を行った。質問紙配布数1034、回収数991(95.8%)、うち有効回答数953(96.2%)であり、無回答の割合が多い質問項目削除等を行い、完全回答者521名の回答を対象に因子分析を行った。その結果、がん及びがん治療に関する説明と意思決定に関するニードなど、7つのニードが明らかになった。 2.がん患者の主体的療養を支援する上での外来看護の問題と解決への取り組みに関する調査 全国のがん専門病院の外来看護師長10名を対象に、フォーカスグループインタピューを行い、得られたデータの質的帰納的分析を行った。外来通院するがん患者の主体的療養を支援するためには、従来から認識されている外来看護一般における問題の解決と同時に、がん患者の自己学習や対処能力向上への支援、がん患者のニードに即した外来看護実践システムの整備、ボランティアや非専門職の積極的活用が特に重要であることが明確にされた。 3.米国cancer centerにおける外来看護の機能・役割に関するフィールドリサーチ 米国のがん専門施設2施設を対象にフィールドリサーチを行った。得られた結果と我が国の外来看護の現状とを考え合わせた結果、がん患者の主体的療養を支援する外来看護のあり方として、全ての患者に親身な旨葉を直接かけて関係を築く、看護職者を機能的に配置する、患者が利用できる図書等を充足し不足部分を補う体制をつくる等が有用であることが示唆された。 4.外来通院するがん患者の主体的療養を支援するための外来看護モデルの構築 1〜3の全結果に基づき、外来通院するがん患者、外来の場、外来通院するがん患者の主体的療養を支援する外来看護、を構成概念とする外来看護モデルが構築された。
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