研究課題/領域番号 |
11480052
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
日比谷 潤子 慶應義塾大学, 国際センター, 助教授 (70199016)
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研究分担者 |
陣内 正敬 関西学院大学, 総合政策学部, 教授 (70154424)
渋谷 勝己 大阪大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (90206152)
太田 一郎 鹿児島大学, 法文学部, 助教授 (60203783)
ロング ダニエル 東京都立大学, 人文学部, 助教授 (00247884)
松田 謙次郎 神戸松蔭女子学院大学, 文学部, 助教授 (40263636)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
12,400千円 (直接経費: 12,400千円)
2001年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2000年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1999年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | 日本語の変異 / 中間言語 / 言語接触 / 方言接触 / 日本語教育 / 混合言語 / 変異の理解 |
研究概要 |
言語変異に対する関心は、二十世紀後半に世界各地で汚発化した。例えば、日本では「言語生活」という分野名のもとで、日本語の諸相を日本人の社会生活の中で提えようとするアプローチが進んだ。一方、海外特に米国では、それまで体系的な分析の対照とされなかった言語変種(アフリカ系米国人の英語)における規則性の解明を目指す研究が勃興した。本研究はこのような潮流の中で、現代日本語の変異に焦点をしぼり、まずフィールド調査によって収集したデータにもとづいてその実態を明らかにした。具体的に取り上げた項目は、音調、長母音の短母音化、格助詞の脱落、可能形式、文末詞、カタカナ語である。 次に、本研究のもう一つの柱として、非母語話者の日本語(中間言語)における変異に着目し、英語・韓国語・中国語母語話者から、中間言語資料を収集した。この資料と、別な研究グループが作成した既存のコーパスを対象として、その変異の実態を分析し、母語話者との異同を検討した。具体的に取り上げた項目は長母音の短母音化、格助詞の脱落、可能形式である。 第三に、小笠原諸島欧半系島民の混合言語(英語と日本語)の自然談話資料を収集し、母語話者、中間言語話者との異同を検討した。
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