研究課題/領域番号 |
11480065
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機科学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
武市 正人 東京大学, 大学院・情報理工学系研究科, 教授 (10011165)
|
研究分担者 |
岩崎 英哉 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (90203372)
胡 振江 東京大学, 大学院・情報理工学系研究科, 助教授 (50292769)
尾上 能之 東京大学, 大学院・情報理工学系研究科, 助手 (80292770)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2001
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
14,200千円 (直接経費: 14,200千円)
2001年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2000年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1999年度: 7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
|
キーワード | プログラム運算 / 並列化 / 運算 / アルゴリズム / 関数プログラミング / 融合変換 / 構成的手法 |
研究概要 |
本研究では、プログラム変換システムの構築に有効な理論として知られている構成的アルゴリズム論を基礎として、新しい並列プログラミングモデルと言語を提案し、並列計算機を意識することなく、抽象的なレベルで並列プログラムを開発することができるような枠組みを与え、それを実現するプログラミングシステムを構築することを目的としている。 平成11年度〜12年度には、構成的アルゴリズム論に基づいて並列プログラミングのための並列Skeletonを設計したが、平成13年度は、それに基づいて具体的な並列システムとしてPCクラスタによる分散並列システムを構築し、言語処理系の基本設計と実験を行なった。研究にあたっては、構成的アルゴリズム論に基づく並列システムに依存しない並列Skeletonの設計(武市/胡)、PCクラスタの並列計算システムの構築(岩崎/尾上)、のように役割分担を行ない、密接に連携をとって協調して推進した。 並列Skeletonの実現にあたっては、あらたな手法としてのDiffusionの概念を提唱するとともに、その実現方式を考察し、研究成果を国際会議で報告した。並列言語処理系の実験環境に関しては、標準的なMPIライブラリを用いて並列プリミティブを実現し、いくつかのプログラムを用いて評価した。 これらの成果により、従来の発見的・経験的な並列化手法に比べて並列化の過程を自動的に行なう方法として望ましいことを確認した。
|