配分額 *注記 |
11,600千円 (直接経費: 11,600千円)
2002年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2001年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2000年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1999年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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研究概要 |
近年,隠れマルコフモデルやニューラルネットワークなどの統計的手法により,音声認識性能は著しく改善された.しかしながら,実環境下では周囲雑音や残響等により音声認識性能が劣化するという重大な問題が残されている. 本研究では,実環境における3次元音場中の音源を同定し信号を高精度に抽出するため,マイクロホンアレー技術に着目した.ここでは,以下のような成果を得ることができた. (1)54chマイクロホンアレーを用いて,実音場データベースの収録・配布を行った. (2)CSP法を用いた高精度音源方位同定処理を実現した.また,移動ロボットへの応用を行った. (3)新しいアレー信号処理として,マルチビームフォーミング法,独立成分分析(ICA)に基づくブラインド音源分離処理を考案し,実機実験によって,これらの有効性を示した. (4)3次元ビタビ探索による音源同定と音声認識の統合的アルゴリズムを提案した. 本科学研究補助金の成果は,以下のように公開された. 学術論文12件,国際会議30件,招待講演4件,研究会11件,大会講演15件.
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