研究分担者 |
竹内 孔一 国立情報学研究所, 人間・社会情報研究系, 助手 (80311174)
上野 敦志 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (30283930)
西田 豊明 東京大学, 大学院・光学系研究科, 教授 (70135531)
吉岡 真治 国立情報学研究所, 情報学資源研究センター, 助手 (40290879)
市瀬 龍太郎 国立情報学研究所, 知能システム研究系, 助手 (00332156)
岩爪 道昭 理化学研究所, 脳科学総合研究センター, 研究員 (80319756)
久米 出 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (10301285)
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配分額 *注記 |
15,200千円 (直接経費: 15,200千円)
2001年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1999年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
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研究概要 |
本研究ではネットワークにおけるコミュニケーション支援のための知識ライフサイクルを実現するために「メディアとしての知識」という概念を提起した.ここでは知識は個別の人や計算機(エージェント)の内部にあるのではなく,コミュニケーションを可能としているものが知識であるという概念である.このように考えるとき知識は閉じたものではなく開いたものになり,個々の人や計算機の内部でなくそれらの中間にあることになる.メディアとしての知識を再定義することで,本研究の各研究は体系的に位置付けられる.すなわち,オントロジーはエージェント間で共通性の高い知識であり,コミュニティの知識,環境の知識は中間であり,身体性に基づく知識は個別性の高い知識である.また人と計算機・機械という軸で考えると,オントロジーと身体性に基づく知識は共通性を目指すの対して,コミュニティの知識,環境の知識は人や機械の特質を取り込む知識であるといえる. 具体的には3つの成果がある.まず,コミュニティシステムにおいてはインタフェースエージェントを用いたコミュニティ活動支援システムTelMeAの被験者実験を行い,評価を行った.この評価においては本システムはこれまでのテキストだけのシステムに比べてマルチモーダルな会話が行えることが確認できた.また主観評価ではすべての面でテキストによるシステムの評価を上回り,ユーザに受け入れやすいシステムであることが確認でした. 個人的知識を獲得するシステムにおいても被験者実験を行い,十分な効果があることが確認できた.このシステムにおいてシステムが提案してくる過去のメモ(リンク)はユーザに受け入れやすいものであったこと,またこのメモに基づく要約においてもよい性能があることがわかった. 身体性に基づく知識としてロボットが自律的に自らの身体に基づく行動がとることが可能な学習方法を提案した.これよって身体形状を事前に与えられなくても行動を通じて身体に関する知識を獲得することが可能になった.
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