研究課題/領域番号 |
11480090
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報システム学(含情報図書館学)
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
藤崎 博也 東京理科大学, 基礎工学部, 教授 (80010776)
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研究分担者 |
広瀬 啓吉 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (50111472)
原田 哲也 東京理科大学, 基礎工学部, 助教授 (80189703)
大野 澄雄 東京工科大学, 工学部, 講師 (80256677)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
12,200千円 (直接経費: 12,200千円)
2000年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
1999年度: 7,900千円 (直接経費: 7,900千円)
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キーワード | 基本周波数パターン生成モデル / 生成モデルパラメータの自動推定 / パラメータ生成規則の自動獲得 / 基本周波数パターン平滑化 / 基本周波数パターン補間 / 遂次近似法 / 逐次近似法 / 生成モデルのパラメータの自動推定 |
研究概要 |
本研究では、研究代表者らの従来の研究を基盤として、実測の基本周波数パターン(以下、F_0パターン)から、F_0パターン生成過程のモデルの特徴パラメータを自動的に推定するための手法の開発、および、大量の音声資料のF_0パターンの特徴パラメータ推定結果をもとに、任意の発話のための特徴パラメータ生成規則自動獲得の手法について検討を行い、以下の成果を得た。 (1)日本語朗読音声のF_0パターン実測値の平滑化と補間に関する検討 実測のF_0パターンから特徴パラメータを推定するための前処理として、パターンの平滑化および補間が必要となる。本研究では、中央値平滑化、制限付きの線形補間、および3次関数近似を組み合わせることにより、滑らかかつ連続的なF_0パターンを得る手法を考案した。 (2)F_0パターンの導関数に基づくパラメータの自動推定法の検討 所与のF_0パターンから、F_0パターン生成モデルの特徴パラメータを推定するためには、まず適切な第1近似解を求める必要がある。そのためF_0パターンの導関数に基づいて、変化の急激なアクセント成分およびその指令の推定を行い、その後アクセント成分を除したパターンから比較的変化の緩やかなフレーズ成分およびその指令を推定する手法を検討し、評価を行い手法の有効性を確認した。 (3)韻律生成規則の自動獲得法の検討 上記(1),(2)に基づき多くの音声資料のF_0パターンの分析を行った結果から、所与のテキストに対する韻律生成規則を導出する手法について基礎的な検討を行った結果、アクセント指令とフレーズ指令の大きさに関して、単語のアクセント型により3段階程度に量子化し得ることなど種々の知見を得た。
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