配分額 *注記 |
11,600千円 (直接経費: 11,600千円)
2001年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1999年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
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研究概要 |
情報技術の発展に伴い,顧客一人一人に対応したマーケティング活動の必要性が言われている。当該研究期間をとおして,それらの活動を支援するために,消費者の購買行動をいくつかの側面から捉え,それらに対する以下のモデルを開発した. (1)新製品の受容過程とブランド選択のモデル,(2)消費者の考慮集合構築モデル,(3)消費者の多様性追求的行動のモデル,(4)購買量を考慮したブランド選択と価格反応のモデル,(5)消費者の価格反応の時間変化を考慮したブランド選択のモデル,(6)オンラインショッピングサイトにおける購買行動モデルの6つのモデルを開発した.これらのモデルに対して,スキャンパネルデータまたはオンラインサイトのアクセスログデータを基に実証分析を行い,モデルの妥当性および有効性を確認し,消費者の購買行動の特徴を抽出した.また,上記モデル開発で用いられた技術を応用して、金融商品市場の消費者のセグメンテーションおよびPOSデータから小売店でのプロモーション活動を推定する方法論の開発も行った. さらに、上記モデルの応用の一つとして,消費者の購買履歴データから購入ブランドに対する選好度を推定する方法を開発した.そして、その選好度をブランドと消費者との距離と捉え,多次元空間にブランドと消費者を同時に布置し,未購入ブランドに対する選好度を推定する方法を開発した.この方法により,新ブランドを市場に投入する際のプロモーション活動において,当該ブランドのロイヤルカスタマーになる可能性の高い(選好度の高い)顧客の選定が可能となった.
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