研究課題/領域番号 |
11480225
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
後藤 薫 山形大学, 医学部, 教授 (30234975)
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研究分担者 |
中野 知之 山形大学, 医学部, 助手 (00333948)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
14,000千円 (直接経費: 14,000千円)
2001年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2000年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1999年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
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キーワード | リン脂質代謝 / ジアシルグリセロール / ジアシルグリセロールキナーゼ / 神経細胞 / 核 / 情報伝達系 / 二次メッセンジャー / 脳 / 初代培養神経細胞 / 遺伝子導入 / 核移行シグナル / アンキリンリピート |
研究概要 |
ジアシルグリセロール(DG)は様々な脂質代謝の中間体としてのみならず、細胞内二次メッセンジャーとしても重要な役割を果たす。DGキナーゼ(DGK)はこのDGの代謝を介してプロテインキナーゼCの活性調節を行う酵素である。我々はこれまでラット脳より4つのDGKアイソザイム(DGKalpha,-beta,-gamma,-zeta)のクローニングを行い、脳内遺伝子発現を報告してきた。本研究ではクラゲ発光蛋白質(EGFP)融合発現ベクターに各々のcDNAを挿入し、遺伝子導入COS細胞における細胞内局在を検討し、細胞内小器官マーカーの局在と比較検討した。DGKalphaは核および細胞質を含む全体にひ慢性に認められた、DGKbetaは細胞質に短冊状に検出され、ファロイジン陽性のアクチン線維と部分的に一致する局在を示した。DGKgammaは核近傍に遍在し、ゴルジ体のマーカーであるgamma-adaptinと一致する局在を示した。DGKzetaは核移行シグナルの存在が示唆するように核内に局在した。これらの所見はDGKアイソザイムが各々細胞内の特有の部位で機能することを示唆しており、本研究によりDGKアイソザイムの細胞内局在の多様性が明らかになった。
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