配分額 *注記 |
9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
2001年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1999年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
|
研究概要 |
マウス未受精卵細胞質中には,体細胞核を初期化する因子が含まれていると考えられるが,人為的に活性化処理を施すと,この初期化作用は消失する。そこで,活性化処理を付与した卵子と付与していない卵子との間で,発現している遺伝子の差違を調べるため,differential display法を試みた。まず,予備実験として,マウス細胞に有効なDifferential display法のプライマーについて検討した。3種類のoligo-d(T)primerを用いて,cDNAを合成し,PCRでは20種類の任意プライマーを用い,マウス細胞で増幅しやすいものを選別した。また,RIを用いる実験系と非RIの実験系でDNAフラグメントの検出程度を比較した。その結果,非RI系の実験系においても比較できる程度の検出が可能であることが明らかとなった。また,できる限り細胞数を少なくして解析するため,卵子数の検討を行ったところ,10個程度であれば,比較できるプライマーの組み合わせが20組程度できることが明らかとなった。
|