研究課題/領域番号 |
11480261
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
長崎 幸夫 東京理科大学, 基礎工学部, 助教授 (90198309)
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研究分担者 |
片岡 一則 東京大学, 工学部, 教授 (00130245)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
9,700千円 (直接経費: 9,700千円)
2001年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2000年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
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キーワード | ヘテロポリエチレングリコール / DDS / 薬物ターゲッティング / PEG化タンパク / ガラクトースレセプタ / 高分子ミセルキャリア / PEG / ポリ乳酸 / ブロック共重合体 / ヘテロテレケリックス / タンパク修飾 / 高分子ミセル / アクティブターゲティング / ビオチン / 臨界会合濃度 / ポリエチレングリコーリル |
研究概要 |
高分子薬及びキャリアを創成するに当たって、1)安全であるのはもちろんのこと、患部への2)集積性が高いことさらには3)集積した薬剤患部で効率的に作用することが高性能化への重要なポイントである。このような観点から申請者らは、高分子合成の立場で、申請者自身が開発してきた新しい合成法をベースに、様々な薬物を安定に埋包し、目的部位に高度に集積しうる高分子薬及びキャリアを開発する事を目的とした。 具体的にはまず、生体内で極めて低毒性として知られている水溶性高分子、ポリエチレングリコール(PEG)の両末端に着目し、標的指向性基を片末端に導入した新しい薬物コンジュゲート及びキャリアを調製した。すなわち、:1)自由末端にパイロット分子を配したPEG化タンパク質薬剤の合成、2)PEG末端にパイロット分子を導入したブロック共重合体の合成とパイロット分子を表面に有する高分子ミセルの調整の2点に関して研究を行った。 この様にして得られたパイロット官能基連結型薬剤について、(i)生体環境下での安定性等の物性評価、(ii)標的リガンドとして糖を選定し、標的分子の連結、(iii)培養細胞系を用いる標的結合能のスクリーニングに関して検討標的指向性医薬としての有用性を明らかとした。特に肝細胞に対するガラクトース担持タンパク質およびミセルの集積性が極めて高く、期待される材料である。
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