研究課題/領域番号 |
11490029
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
杉村 和久 鹿児島大学, 工学部, 教授 (80127240)
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研究分担者 |
橋口 周平 鹿児島大学, 工学部, 助手 (40295275)
馬場 昌範 鹿児島大学, 医学部, 教授 (70181039)
伊東 祐二 鹿児島大学, 工学部, 助教授 (60223195)
古川 純康 鹿児島大学, 工学部, 教授 (10305154)
中島 秀喜 鹿児島大学, 歯学部, 教授 (20192669)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
2001年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | ファージライブラリー / ペプチドミミック / scFv / ヒト抗体 / MCP-1 / IL-6 / インヒビター / 分子設計 / モノクロナル抗体 / TNFα / ペプチドミメティックス / IgE / IL-5 |
研究概要 |
私どもが考案した手法(Nature biotech. 16: 267-270,1998)により、Monocyte chemoattractant protein-1 (MCP-1)に特異的かつ阻害活性を示すモノクロナル抗体を用い、peptide-displaying fd phage libraryを探査し、G25とC27と名付けたMCP-1 peptide mimic motifを明らかにした。これらのモチーフのMCP-1に対する阻害活性は合成ペプチドにより確認された。これらのモチーフには2つのシステインが含まれているが、これをセリンに置換するとその阻害活性が消失することより、ジスルフィド結合の形成が阻害活性には重要であることが明かとなった。 さらに本年度はIL-6シグナルの阻害活性を有する分子の設計を試みた。Peptide libraryから#37と名付けたIL-6活性を阻害するpeptide motifが見い出された。#37はヒトのIL-6レセプターを有するKT-3細胞株のIL-6依存性に増殖を阻害するが、マウスのIL-6レセプターを有するMH60細胞株の増殖は阻害しないという興味深い活性を示すことを明らかにした。 また、ヒト一本鎖scFv抗体ライブラリーから、ヒトIL-6に特異的に結合するG3-2と名付けたヒト一本鎖抗体を単離した。この抗体はIL-6によるKT-3細胞の増殖を、濃度依存的に阻害することを明らかにした。
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