研究課題/領域番号 |
11554009
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 北九州工業高等専門学校 |
研究代表者 |
中村 裕之 北九州工業高等専門学校, 総合科学科, 助教授 (70172434)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | PC-UNIX / ネットワーク / データ収集 / Linux / LabVIEW / デバイスドライバ / UDP / CAMAC / DAQ / データ収集系 / VMware / デバイスドライバー / PCI / CC7700 / FERA |
研究概要 |
PCIインターフェースを持つCAMACクレートコントローラ(東陽テクニカ製・型番CC7700)をPC-UNIX(Linux)で使用できるように、デバイスドライバのインストールを行い、動作確認をCAMAC-FERAモジュールを用いて行った.このドライバソフトウェアは、著者らがISAバス用CC7000クレートコントローラをLinux上で使用するため、九州大学で開発し、その後、理化学研究所にて岡村、岩佐氏により更に改良を加えられたものである。九州大学タンデム加速器施設においても、CC7700をLinux上で動作させ、少数核子系精密実験のデータ収集系として使用された.本ドライバソフトの概要については、北九州工業高等専門学校研究報告33号に掲載している. 小規模実験室にてよく使用されているウインドウズ系PCを用いたデータ収集との融和を図るため、Linux・ウインドウズの複合したデータ収集系についても試験を行った.ウインドウズ系のデータ収集ソフトウエアとしてGUIを使用したソフトウエア開発が行えるLabVIEW(NI社製)を例題とした.LabVIEWのネットワーク機能を用いた複合系の開発初期の問題は、Linuxでのデータ収集系開発状況と共に、第55回日本物理学会年会にて報告をした.LabVIEWとLinuxを用いたデータ収集系は、ネットワークにUDPプロトコルを用いて、制御とモニターが行えるようにした.この概要については、北九州工業高等専門学校研究報告35号に報告している. 研究の当初は、ホームページに掲載/転載しているLinux用デバイスドライバソフトには、国内国外から多数のアクセスがあり、このような情報が不足していることが感じられた.現在では、国内のPC用インターフェースボードにもLinuxで使用するためのソフトが自社にて開発されてきている。また、Linuxの解説雑誌も多数発行され、国内のPCメーカでさえ、Linux搭載サーバを販売するようになっている.PC-UNIXにてデータ収集を行うことに抵抗がなくなってきたとも言える.今後は、本研究のようにPC-UNIXとウインドウズの複合系、PC-UNIXでの収集系の普及が更に進んでいくものと推察される.本研究がこれからの進歩の足がかりとなることを期待している.
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