研究課題/領域番号 |
11555083
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
電子・電気材料工学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
渡辺 和雄 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (30143027)
|
研究分担者 |
櫻庭 順二 住友重機械工業(株), 綜合研究所, 主席研究員
淡路 智 東北大学, 金属材料研究所, 助教授 (10222770)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2001
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
9,500千円 (直接経費: 9,500千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1999年度: 5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
|
キーワード | Nb_3Sn / CuNb / 高強度 / 熱的安定性 / 冷却安定性 / 超伝導マグネット / ヘリウムフリー / GM冷凍機 |
研究概要 |
CuNb/Nb_3Sn極細多芯線材によるテストコイルを作製して、液体ヘリウム中での侵漬冷却状態と真空中での伝導冷却状態での安定性状態を詳しく測定した。冷凍機冷却方式では最小クエンチエネルギーは液体ヘリウム使用の場合よりも1/3ほど低下すること、また逆に常伝導伝搬速度は3-4倍ほど大きくなることが分かった。これらの振る舞いは運転電流の負荷率に依存するが、冷凍機冷却方式の場合は特に負荷率依存性が強く現れることが特徴である。 リアクト・アンド・ワインド法によって作製したテストコイルによって大電磁応力の試験を行った。リアクトしたNb_3Sn線材を0.33%の曲げ歪みでコイルを巻き330Mpaに相当する電磁応力まで経験させたが、臨海電流特性に劣化がないことが分かった。この結果は、補強安定化CuNb/Nb_3Sn線材の国有特許内容を実証したことを意味する。 補強安定化CuNb/Nb_3Sn線材を用いて、コンパクトな大口径ヘリウムフリー超伝導マグネットと水冷マグネットを組合わせた世界初のヘリウムフリーハイブリッドマグネットの建設に着手した。360mm室温ボアに8Tを発生できるヘリウムフリー超伝導マグネットと15Tの水冷マグネットが組合わされて52mm室温ボアに23Tを発生できるハイブリッドマグネットとなる予定である。
|