| 配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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| 研究概要 |
本研究は,定常法として開発された不飽和透水試験法に関連して,(1)不飽和浸透特性値のデータ蓄積・収集,(2)粒度などの土質物性値と不飽和特性値との関係を究明,(3)透水・強度併用試験機の開発とそれを用いた力学的関係の総合的研究,を意図したものである。
(1)では,不飽和浸透特性を表す,飽和度に対する水分特性曲線,不飽和透水係数および透気係数に関するデータを収集・整理できた。即ち,豊浦標準砂,長良川砂,粗砂・シルト質土,ローム土,など10種類の土試料に対する関係を整理した。
(2)では,粒度(50%粒径,粒度評価径など)と水分特性値(空気浸入値,比水分容量など)との関係を調べると共に,飽和度に対する水分特性曲線と不飽和透水係数に関して,諸提案式の近似精度を特にHaverkanmp法やvan-Genuchten法を比較検討した。得られた結果を例示すると,空気浸入値と粒度評価径は近似的に反比例する関係,間隙径分布指標や比水分容量は均等係数に強く依存する関係にあること,などが判明した
(3)では,シルト試料に対して実施した透水・強度併用試験機により,透水性と強度がそれぞれ飽和度の影響を強く受けるという従来の知識を確認すると共に,両者の関係を直接的に関連づける研究の可能性を見出した。得られた結果を例示すると,不飽和透水係数と一軸圧縮強度との、直接的関係,飽和度変化と共に透水係数は変化するが,応力〜歪みの関係はある飽和度で急激に脆性的挙動から延性的になること,が判明した
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